強く安定した体幹は、力の出力の増加、神経・筋効率の向上、傷害の減少に大きく関与する。
体幹は、体を支える為の最も重要な筋肉。体幹が弱すぎると、姿勢が悪くなったり、腰が曲がったり、物を持ったときにぎっくり腰になったり、といった生活に支障をきたします。
まず、体幹トレーニングとコアトレーニングとは、体幹と指す所は身体の中で頭、手、脚を除いた部分の事を指します。
つまり体幹トレーニングとはお腹はもちろんの事、胸だったり背中だったりとアウターマッスル(浅層筋)もインナーマッスル(深層筋・姿勢維持筋)〔以下インナー・アウターと表記〕も合わせてということになります。
コアとは体幹部の中でも腹部深層筋の事を指します。
つまりコアトレーニングはお腹・またインナーに特化したメソッドということになるのです。
インナーマッスルとアウターマッスルの違い
インナーとアウターの働きとしては、インナーは力を出す筋肉というよりも姿勢を維持したり、運動上の体軸を安定させるといった働きがメインとなります。
一方アウターは力を出すことをメインとした筋肉で、重さを持つことや運動動作のメインとして働く筋肉となります。インナーは働きとしてもアウターと比べると比較的、力は弱い筋肉となるのです。
インナーマッスルを使える身体へ
日常の生活でアウターがメインになって身体が固まってしまって生活していると、インナーの反応は弱くなり使いにくくなってきます。
姿勢を維持するインナーが使われにくい状態だと、姿勢を維持することにアウターも使わざるを得ない状態となります。本来の使い方と違う使い方をすることで身体には負担となり、肩こりや腰痛・怪我へとつながるといえるのです。固まっている状態を緩め、身体の本来あるべき反応を出してやることで、身体への負担を減らすことが出来ると同時に体軸の安定化、また運動パフォーマンスの向上へと繋げることが出来ます。
美しい身体・カッコいい身体にも効果的
例えば、ポコッと出たお腹の原因の多くはお腹のインナーが内臓を支えきれずに下垂してしまっていたり、お腹の中に隙間が出来て、その隙間を埋めるためにお腹の中に脂肪がついてしまうことに多くあります。ポッコリと出たお腹はただ腹筋を行うだけでは解消されません。
コアの反応をしっかり出した上で体幹のトレーニングをすることで体のシルエットを変えるということが出来るようになります。インナーを使った上でアウターをしっかり使うことで、割れた腹筋や引き締まったウェストなど目標する身体を手にする事が可能となるのです。
正しい体幹の使い方で引き締まった身体を手に入れましょう。